卒業生ブログ 4回生 吉川 尚寛
「僕にとってのダイヤモンド」
第53代でBチーム主将を務めており、第54代で唯一4回生として残った、吉川尚寛と申します。まず初めに、平素より多大なるご支援・ご声援をいただいておりますOB・OGの皆様、学校関係者、保護者の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。
今回のブログで書いていく内容は、サッカー部での思い出は「僕にとってのダイヤモンド」である、ということです。
僕は人生の夏休みと言われる貴重な4年間の大学生活をサッカーに注ぎました。周知のように、僕はサッカーが大好きです。しかし、中学校から始めたにも関わらず、今のように胸を張って「自分はサッカーが大好きだー!」と言えるようになったのは、大学1回生の6月くらいだと思います。
僕はちょうどその時期に、「なぜ自分は大学に入ってまでサッカーを続けているのか」という問いにぶち当たったからです。そして卒業ブログや就活での鉄板の話題になる、この問いですが、その答えが、まさに「僕にとってのダイヤモンド」に込められています。
落ち着いて冷静に考えてみたら、プロになれる訳でもないのに、真夏のくそ暑いなか、もしくは真冬のくそ寒いなか、サッカーをしているって意味分からなくないですか?
毎日同じパスの練習をして、
監督や先輩に怒られて、
死ぬほど走って、
筋トレして、
しかし、こうやって頑張ってせっかく身につけた技術や体力は、引退した今となってはおとろえてしまいます。あー、もったいない!
もし就活のために体育会でサッカーをしているっていうなら、TOEICや資格の勉強をするべきです。礼儀や上下関係を学ぶのだったら、バイトで良いです。バイトならお金を稼ぐこともできます。
部活にあまり意味を感じることができなかった僕は、片道2時間の電車のなかで、
大学生活 20代 やるべきこと 部活 体育会 続ける意味
を調べることが日課でした。毎日調べながら、
自分にとって、部活って、サッカーって一体何なのか?
部活、サッカーを続けていてもあんまり意味がないのではないか?
意味ないのに続けるのはなんでなんだろう?
を考えていました。そして中学校や高校、入学して2ヶ月の大学生活を振り返ってみました。
中学生の時は、顧問は怖いし、先輩はヤンキーだし、怯えながらサッカーをしていたなあ
高校生の時は、試合に出るために毎日左足の練習をしていたなあ
今は、練習開始1時間半前に集合して準備をしているなあ
いつになっても、なんで真夏に飲む水はあんなにおいしいんかなあ
いや、言いたいことは分かります。部活の思い出しかないのかよ、と。しかし、これを読んでくれている皆さんもきっとそうじゃないですか。今までずっとサッカーをしてきて、すぐに思い出せる内容は部活のことばかり。
サッカーをするために毎日同じ時間に集まり、クタクタになるまでサッカーをする。練習や試合終わりに部員とご飯を食べに行き、バカな話で大盛り上がり。バイバイして、また明日も同じように過ごす。そんな毎日がかけがえのない幸せだということに気が付きました。
僕はそんな思い出こそが人生の財産であり、まるでダイヤモンドだと思いました。ダイヤモンドって別に何かの役に立つものではありません。あれは言ってしまえばただの石です。しかし、凄くキラキラしていて魅力的だなと感じませんか。そして部活を続けるのは、そのダイヤモンドの原石を磨いていると思うようになりました。
4年間の大学サッカーを終えて、やっぱり真っ先に思い出すのは、優勝がかかった社会人リーグ最終節です。
0-1のなか、試合終了が近づき、敗戦を覚悟しました。意外や意外、ピッチの中では涙の‘な’の字もありませんでした。
「優勝して伝説のBキャプになりたかったけど、まあ、仕方ないか。」
こんな感じであっさりしていました。そして0-1のまま試合は終了し、相手ベンチへの挨拶を終え、自分のベンチに挨拶をしに来た時です。挨拶を終えた瞬間に、泣き崩れてしまったのです。優勝できなかった悔しさ、もうこのメンバーでサッカーができない寂しさ、2年間のキャプテンの重み、様々な感情が一気に押し寄せてきました。榎本先生に「お疲れ様」と言われ、僕が泣き止んだと同時に試合のフィードバックを貰いました。(笑)
こんな経験は本気で部活に取り組まないとできません。そして1年経った今でも鮮明に覚えています。そして皆さんにも、ダイヤモンドのような経験や思い出はあるはずです。
辛い時、うまくいかない時、先輩や上司に怒られた時、
そんな時に自分の財産であるダイヤモンドは、「あの時は楽しかったなあ、よく頑張ったなあ、まあまた明日からも頑張るか」って思い直すことができるものだと思います。
部活をこのように考えてみるのもアリなのではないかと思い、卒業ブログにて書かせていただきました。長く拙い文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
サッカー部での思い出は、かけがえのない「僕にとってのダイヤモンド」です。サッカーが大好きという気持ちに、技術が全く追い付いていなかった僕とサッカーを一緒にしてくれた皆さんには感謝してもしきれません。本当にありがとう。
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